帽子の基礎知識-帽子のカタチ-

 
こんにちは、SHIMADAです。
 
弊社は創業以来、職人の手仕事による良質な帽子づくりを続けてまいりました。帽子を作る上で必要な要素として主に、素材・色・サイズ感、そして帽子の形状などが挙げられます。
 
本日は、帽子にあまり馴染みがない・帽子についてのノウハウがないという方々にも帽子のことを知っていただきたいという思いを込めて、基本的な帽子の形状/特徴についてお話ししていこうと思います。
 
 
帽子のカタチ

 
◆ハット・クロシェ
ぐるりと全体につばがあるデザインで、帽子の王道とも言える種類です。クラシカルな中折れハット、クラウンが丸いボーラーハット、そして根強い人気を誇るカンカン帽なども、大きくはハット型に分類されます。
 
キャップに比べて挑戦しにくいイメージのあるハットですが、素材やシルエットを調整することでとても使いやすいアイテムに仕上げることも可能です。中折れ帽などの上品なアイテムはあえて個性的な素材を使うことで、シックになり過ぎず、カジュアルな服装にも合わせやすくなりますよ。
 
存在感があり見栄えのする型なので、オリジナルブランドに個性を持たせたいとお考えの方にも大変おすすめです。
 
 
◆キャップ
つばがない、または前つばがついている帽子です。様々な形状のキャップがありますが、日本ではベースボールキャップを指すことが多いです。バリエーションが多く、いろいろなブランドで取り扱いがあるため手に入りやすいことから、帽子の中でも大変人気のある型ですね。
 
数あるキャップの種類の中からベースボールキャップひとつとっても、クラウンのカタチやつばの大きさが少し変わるだけで、帽子の雰囲気が変わります。専門的なことはわからないという方もご安心ください。ターゲット層や使用するシチュエーションに合わせた最適なご提案をさせていただきます。
 
 
◆キャスケット
前方に短いつばのある帽子です。キャップに比べ頭部がゆったりとしており、丸みのある大きめなシルエットが特徴です。アメリカなどで新聞売りが被っていたことから、ニュースボーイキャップとも呼ばれています。
 
ボーイッシュでどこかレトロな雰囲気を持っているのが、キャスケットの魅力です。シンプルで使い勝手も良く、幅広い年代の方々にお使いいただけるカタチですね。
 
 
◆ハンチング
キャスケットに似ていますが、短いつばを覆うように頭部が前傾しているのが特徴です。キャスケットの持つやわらかいシルエットに比べ、すっきりとスマートな印象を受けます。
 
ハンチングは19世紀半ばから狩猟用の帽子としてイギリスで使用されるようになりました。日本では”鳥打帽”と呼ばれることもあります。
 
どちらかというと男性がかぶっている印象が強いですが、近年人気アパレルブランドのハンチングがヒットしたことをきっかけに、街中でも男女問わずかぶっている人を見かける機会が増えてきました。いま注目のカタチではないでしょうか。
 
 
◆ベレー帽
街中でベレー帽をかぶっている方を見かけることも多く、すっかり定番化したアイテムです。つばのないコンパクトなシルエットで、アクセサリー感覚で楽しむことができるのも魅力的ですね。
 
つばがないため日差しよけにはならないなど実用性が低いことから、比較的おしゃれ上級者向けの帽子といったイメージが先行しています。しかし昨今の普及の進み具合からも、今後も安定した人気が続くのではないかと感じます。
 
ベレー帽は他の帽子型に比べわかりやすく大きなバリエーションがありませんが、シルエットやボリューム感の微妙な違いで帽子の印象が変わります。細かいイメージにもついてもひとつひとつお話をお聞きしますので、お気軽にご相談くださいませ。
 
 
◆キャペリーヌ
つばの部分が幅広く、柔らかく広がったシルエットが特徴的な帽子です。キャペリンやツバ広帽子といった呼び方のほかに、日本では”女優帽”として親しまれていますね。
 
幅広のつばでしっかりと日差しが防げる実用性に加え、コーディネートに華を添えてくれるファッションアイテムとしても優れた帽子で、季節問わず様々なシーズンのコーディネートに重宝されています。
 
”女優帽”のイメージから普段使いが難しい印象があるかもしれませんが、つばの形状や飾りを調整すればキュートにもエレガントにも見せることができ、年齢問わず好まれる帽子の形状です。
 
 
◆ニット帽・ニットキャップ
ニット素材を使用した帽子で、防寒具として定番化しています。寒い季節に大活躍するのはもちろんのこと、素材のバリエーションが増えてきていることもあり、季節問わず身に着けている人を見かけるほど、万能なファッションアイテムとして親しまれています。
 
比較的肌に密着する面積が多い帽子だからこそ、素材感や肌触りが重要なアイテムです。デザイン・コスト・着用感…その他様々な面から、お客様のご要望に合わせた最適な素材をご提案致します。
 
 
●作りたい帽子のイメージがあるけれど、具体的な企画が難しい
●帽子製作に精通した担当者がいないため、企画開発ができない
●オリジナル商品を作りたいが、帽子やアパレルのノウハウがない…
 
このようなお悩み・問題を抱え、なかなか計画が前に進まないとお困りの方はいらっしゃいませんか?SHIMADAは、豊富な経験を持つ帽子メーカーならではの確かな技術と発想力、そして柔軟な対応を可能にする生産体制で、お客様の様々なご要望をカタチにする専門家です。まずはお気軽にご相談くださいませ。
 
 
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弊社では、帽子のOEM(設計)からODM(製品開発)までご依頼を承っています。弊社の職人(クリエイター)によるメイドインジャパンの帽子・衣類によって、魅力的なものづくりをご提供します。弊社とのお取引をご検討されている場合は、ぜひご相談ください。製品のイメージをお聞きし、デザインを膨らませていきます。その過程で素材などのご提案も可能です。
 
既存ブランドの新規作製案件はもちろん、新しくブランド設立をお考えの方や、個人的にハンドメイドの製品をご希望の方へも、1点からの作製にも対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
 
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