帽子のツバのワイヤー折れるまで折り続けてみた【その2】
こんにちは、SHIMADAです。弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて本日は前回のブログの続き、帽子屋のやってみたシリーズ第一弾「帽子のツバのワイヤー折れるまで折り続けてみた」の検証をしていきたいと思います。
素材が柔らかい帽子のツバをしっかりさせたり、ツバのシルエットアレンジを可能にするために、ツバ先でくるむようにして帽子にワイヤーを縫製することがあります。
詳しくは前回のブログに書いておりますので、ぜひチェックしてくださいね。
こういった帽子の品質表示には「ツバ先に樹脂製のワイヤーを入れていますのでお取り扱いは充分ご注意ください。」と注意書きがあります。
実際、この樹脂製のワイヤーの強度はどの程度のものなのでしょうか?早速調べていきたいと思います!
実験開始!
こちらが樹脂製ワイヤーの「テクノロート」。直径約1.5mmで少し濁りのかかった透明色をしています。
1.折り曲げる
(ア)まずは1回曲げてみます。折り曲げた点の部分だけが白くなり、あとは薄い透明のままです。この段階ではすぐに折れそうな気がします。
(イ)10回折り曲げた様子。少し白い点の部分が広がったようですが、まだ全然折れそうな様子は見受けられません。
(ウ)100回折り曲げた様子。かなり柔らかくはなりましたが、「折れる」といった気配はありません。このままずっと折り曲げて二つになるとすれば「ちぎれる」という表現になりそうです。
(エ)1000回折り曲げた様子。今回はここで断念。正直何回折ればちぎれるかわからないですが、そこが一番気になるので折れるまで随時報告していきたいと思います。
2.ねじる
(ア)折り曲げたところで、びくともしなかったのでねじってみます。ぐりっと2回転。びくともしていません。
(イ)ねじる×100 先程より作用点の部分が横に広がったような気がします。が、ちぎれる気配はありません。無理でした。
3.ぐりぐりする
折る・ねじる・ひっぱるという手でできる全ての動作を駆使してテクノロートをちぎることだけに専念します。しかし全くちぎれる気配はありませんでした。
(ア)1分後
(イ)2分後
(ウ)3分後
4.爪で傷つける
(ア)爪でグリグリして削る様に傷つけます
(イ)5分後、切り目は入りましたが切れる様子はありません。
5.ハサミで切る
イライラしたのでハサミで切りました。少し固いですが切れました。そもそも作業時にはハサミでカットします。
結果、今回は手だけでちぎる事はできませんでした。
始めは何回か折り曲げればすぐに折れるだろうと思っていましたが、やればやるほど強くなっているような気がしてきてテクノロートよりも心が先に折れました。
本来は帽子のツバ先に入っているので、折り曲げるという作用が最大のダメージを与える動作だと思います。なので、今後も何回折り曲げれば折れるかを暇なときに数えて随時報告していきたいと思います。
今回の企画以外にもいろいろと面白い事を考えて投稿していきたいと思うので是非お付き合いください。
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