【OEM事例17】大阪H社様ご依頼のオリジナル帆布ポーチOEM事例

【OEM事例17】大阪H社様ご依頼のオリジナル帆布ポーチOEM事例

こんにちは、株式会社島田の寳田です。

今回はH社様からいただいたポーチ作成のOEM事例をご紹介します。H社様とは以前からお付き合いさせていただいておりました。今回のご依頼は、帆布生地を使用した小型のポーチのサンプル作成です。こちらの様子を画像と一緒にご説明させていただきます。

 

――帆布ポーチの生地を裁断する

まず帆布ポーチの材料として、支給していただいた生地を用意します。その生地をパターン兼仕様書に合わせて、おおまかにハサミで裁断していきます。

次にバンドナイフという裁断機を使い、パターン通りに正確に裁断します。ポーチのパーツは直線の辺がほとんどですが、細かく角度が付いている辺や、角付近だけが斜めになっているものもあります。この作業はパターン通りに正確に裁断しなければ、誤差やズレが出てくるため、完璧で丁寧な裁断が必要です。

――縫製スタート。ブランドネームタグの取り付けから始まります。

裁断が終わると縫製作業に入ります。ポーチ製作の手順としては、表面にポーチ内側の生地がくるように縫製し、最終的に内側と外側をひっくり返して完成となります。最初にブランドネームタグを縫製していきます。こちらのパターンに空いた四角い部分が、ブランドネームタグを取り付ける位置です。 

取り付け位置が分かるように、パターンを片手でしっかりおさえながら、チャコペンで印を付けます。

印を付けたら、ブランドネームタグを縫製します。生地に対して平行になるように縫い進めていきます。

――ポーチの外側のポケットを縫製する

ブランドネームタグの次は、ポーチ外側のポケットになる部分に取りかかります。最初に縫製する位置に印を付けます。1mmずれるだけでもシワが発生したり、斜めになりシルエットが崩れる部分がでてきたりするので、マーキングは大切な作業の1つです。

マーキングした部分に生地を重ねて縫製をスタートします。何かを収納するポケットなので、マチが必要とされます。そのため、生地が外側の生地幅よりも少し大きく設計されています。大きさの差をギュッと詰めるように縫製し、ポケットのマチができるように縫製していきます。

ポケットの仕切り部分を縫っていきます。1つの生地から2つのポケットを作るので、仕切りを1つ作り、両端を縫製します。

――ポーチのファスナー部分を縫製する

ファスナー部分を取り付けていきます。準備として、ミシンの抑えアタッチメントを取り替えておきます。こちらのアタッチメントは、針の両側部分でしっかりと生地を抑えながら縫製することができます。しかし、ファスナー部分を縫う際はファスナーに干渉してしまい、生地をしっかりと抑えることができせん。そこで違うアタッチメントに取り替えていきます。

こちらのアタッチメントの特色は、針の片側にしか抑えが付いていないことで、生地の片側だけを抑える時などに使用されます。

ファスナー部分を縫うので、抑えにファスナーが噛まないよう、片側だけに抑えがあるアタッチメントに取り替えます。これでファスナーが抑えに干渉することなく、スムーズに縫製を進めていくことが可能です。

ファスナーを取り付け、裏返して状態を確認します。裏返すだけでポーチらしくなってきましたが、作業はまだあります。

ファスナーに付いた生地の余り部分をポーチ本体と縫い合わせ、遊びのないようにきれいに処理します。細かい部分や見えない部分ですが、事前に処理をしておくだけで、ポーチの使いやすさに大きな違いが出てきます。

――ポーチの仕上げ作業をする

ポーチの仕上げ作業では、サイド部分を閉じるように縫製します。

4辺の縫製が終わり、形は大体ポーチになりました。次に内側の縫い代の部分で、余っている生地や、糸残りをハサミできれいに処理します。

サイド部分には、バイアステープというテープをかぶせるように縫製します。こちらは縫い目が直接見えないように、見た目を美しくする処理です。

表側と裏側からしっかりと挟むようにバイアステープを縫製します。裏側の縫い代が見えないので、細心の注意を払いながら、縫い漏れがないように縫製していきます。

最後にポーチの底部分の角を折り、縫製します。この作業をすることで、ポーチのマチができます。

ポーチの角の部分に1本縫いを入れるだけですが、ポーチを形作る大事な作業になります。これで帆布ポーチのサンプルの縫製作業は全行程終了です。

縫製作業が終わったら、生地をファスナーの部分から裏返します。

裏返したら、ポケットが2つある表面が見えます。

ポーチのマチの部分の角をキュッとおさえれば、ポーチの完成です。

当社では帽子以外のオリジナルポーチやカバンのOEMも承っております。帽子作りで培った高い縫製技術を持つ当社自慢の職人による、高いクオリティーのポーチやカバンをオーダーされたい方はお気軽に問い合わせください。小ロットのポーチやカバンなどにも対応致しますので、お気軽にご相談ください。

 

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